ラブデラックスは砕けない
(広瀬と山岸と岸辺の物語)
プルルルッガチャ。
康一「はい広瀬です。」
露伴「やあ康一君。今良いかい?」
康一「これから塾に行くんですけど…」
露伴「そうか、今週の土曜日は空いているかい?」
康一「(相変わらずだなぁ)土曜日はそのぅ…
由花子さんとデートでして…」
露伴「なにぃ!
この岸辺露伴がスケジュールを空けるのにどれだけ苦労したと思っているんだねッ!
どこに行くってんだ?え?」
康一「定禅寺に新しくできたカフェに行くんですが…
一緒に行きますか?(まさか…断りますよねぇ?)」
露伴「勿論だ!次の休みは3ヶ月後だからね。」
康一「由花子さんに聞いてみます(まったく…強引だなぁ…由花子さん怒るかなぁ)」
プルルルッ!ガチャ!
由花子「はい山岸です。」
康一「や・やあ由花子さん」
由花子「嬉しいッ!康一君から電話してくれるなんて…」
康一「それで土曜日のデートなんだけど…」
ドキドキドキドキドキ
由花子「なぁに?」
康一「露伴先生も行きたいって言うんだけど…そのぅ…良い?」
康一「(沈黙が怖い…)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
由花子「良いに決まってるじゃあないの~。楽しみねぇ」
康一「(良かった、怒ってないみたいだ)うん。そ・そうだね。それじゃあ、土曜日杜王駅でね」
由花子「は~い」
ガチャリ
由花子「あの漫画家!殺してやるわッ!」
土曜日当日。
杜王駅。
すでに待っている露伴。
露伴「あの女あんまり康一君にちょっかい出さないようにヘブンズ・ドアーで書き込んでやらないとな…」
そこに康一と由花子が現れる。
康一「(なんか緊張してお腹痛くなってきたぞ)
お待たせしました。露伴先生」
露伴「いや、今来たところさ。
すまないね山岸さん、無理言ってしまって。」
由花子「良いのよ~。」
康一「ウッ、ゴメン急にお腹が…
少しトイレに行ってくるから待っていて。」
康一君は駅のトイレへ駆け込んだ。
(やっと二人になったか)
露伴「うむを言わせず先手必勝さ!
ヘブンズ・ドアーッ!
広瀬康一にちょっかいをだせない!
よし。これでこいつは康一くんにちょっかい出せないぞ…
康一君の1番はこの岸辺露伴さ。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
本の中の文字「山岸由花子は広瀬康一にちょっかいをだせ………る!」
由花子の白い髪が露伴の首を一気に絞める!
露伴「な・なぜだぁ?」
白髪由花子「こんな事だろうと思ったわ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
白髪由花子「私は康一君との愛を妨害させ無いために生まれた第二の能力よッ!
本人は気づいていないみたいだけど…
あなたへの殺意が私を生んだみたいね。
ふふん。
「愛」は無敵ですもの…」
露伴「こ・こんな・バ…バカな…」
露伴は意識を失った。
完?
スタンド名
ラブデラックス・アナザーホワイト
破壊力 A
スピード C
精密動作性 C
射程距離 A
持続力 A
愛 ∞
康一君との関係を妨害するものに対して無意識に発動する。
相手の能力を受け付けない。
相手を無力化するまで行動をやめない。
まさに愛は『無敵』である。
康一君が止めに入るまで止まらない?
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その後二人はカフェに行った。
岸辺露伴は駅のロッカーにねじ込まれていたのを翌日駅員が発見する。
ピンクダークの少年またもや休載。
完!
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